クマゲラ (熊啄木鳥[3]、Dryocopus martius)は、キツツキ目キツツキ科クマゲラ属に分類される鳥類。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私は一つの思い込みとしてクマゲラのような珍しい生き物は、人の気配など感じることのない深山幽谷に踏み込んで尚、遠くの森深くから、そのドラミング音が妙なる調べの如く耳に届くというくらいのものであろうと思っていたのですが。
十数年前くらいのことだったでしょうか藻岩山の登山口から入ってすぐの、少し開けた笹原の奥に見えていた背の高い樹にクマゲラが営巣しているらしい様子を見かけたことがありました。今でこそ野鳥の営巣の観察や撮影には生物保護の観点から細心の注意を払うよう様々な方面から喚起されているように思えますが、その当時は私のような素人が見ても「大丈夫かよ」とつぶやきたくなるような有り様でした。放送局のカメラ、迷彩のテープを巻いたバカでかい望遠レンズを三脚に据えた写真のカメラマンが数人、ザワザワと、その一本の樹を取り囲んでいるような状況でした。
数日後に再び、そこを通った時には人も鳥の気配もなくなっていましたので、そのクマゲラは巣を放棄してしまったのかも知れません。
なぜ私がここで、このような、あまり楽しくない話をしているのかというと、人を恐れない生き物というのは本当に人に対して無防備に、その姿を現すことがあるということを再び目の当たりにしたからです。

数年前のことになりますが、家の窓から見える駐車場の樹に止まって盛んに幹をつついていました。
ちなみに、これを見つけたのは幼稚園の頃の息子で、「外に黒い鳥いる」と言って教えてくれたのですが、最初はきっとカラスに違いないと思いしぶしぶ窓の外を見てみると、向こうに見える駐車場の植え込みに留まって餌を探している様子でした。

このように近くを人が通っても、ちょっと気まずそうにはしますが、ちょっと逃げてはまた餌を探すという感じです。日頃あまり人間と接する機会もないからでしょうか警戒心は薄いようです。山は広いというのに登山客の行き来が多い道の近くに巣を作るというのも、こんなのんびりしたところが一つの要因かも知れません。
クマゲラのような生物が棲んでいるということは豊かな自然がある証であるとも聞きます。お互いに上手く生きられるよう自然を大切にしていきたいものです。


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